外壁塗装の際に気になるのが、やはり費用のこと。決して安いとは言えない買い物ですから、できるだけ安く抑えたいですよね。そこで陥りがちなのが、価格だけで決めてしまうこと。もちろん安価なことに越したことはありませんが、判断基準をそこだけにしぼってしまうとかえって高くつくこともあるんです。
土台となる外壁の状態により、適切な塗料が決まってきます。外壁の状態を無視して塗料の価格ばかりにこだわってしまうと、以下のようなことになってしまうことも。
いくつかの業者に見積もりをとり、そのなかでも一番安いところに依頼されたAさん。塗料も一番安いものを使われました。かなり安価に抑えることができたようですが、塗料の耐用年数が4年と短く、長期的に見ると安いとは言えない額になったそう。
「たまたま近所の施工をしていたウエマツ建装さんにこのことを話したら、『外壁の状態もしっかりしているし、塗料の価格は上がるけれども耐用年数の長いものを使われたほうが長期的に見ればお得ですよ』と言われました。塗料の価格だけで決めるとかえって高くつくこともあるんですね。良い勉強になりました」とAさんがお話しくださいました。
築年数は経っているものの、苦労して建てたマイホームだけに住まいを大切にしたいという想いをお持ちのBさん。高くても良いものを使いたいということで、比較的高額な塗料を使われたそう。塗料の耐用年数は20年だったものの、5年程度でひび割れが入り、当社にご依頼いただきました。
拝見したところ、築年数もあってか下地の部分がかなり劣化していました。これでは高額な塗料を使ってもその恩恵を十二分に受け取ることは難しいでしょう。完全な補修が難しい状態でしたので、当社からは下地をできる限り補修し、万一トラブルが起こってもあまり痛手にならないよう安価な塗料での塗り替えをご提案しました。
「高ければ良いというわけでもないんですね。外壁や住まいの状態を見て、適切なものを選ぶことが大切だと教わりました。」とBさんがお話しくださいました。